外秩父七峰縦走ハイキングコース。
昨年の 12月のことですが、GREGORYと ARC’TERYXに在籍しているアウトドア畑のお二人を、何故か私がアテンドすることになった奥多摩トレランから、かれこれ一ヶ月以上ぶりとなりましたが、久々にトレランをしてきました。
新年一発目ということもあり体がなまっていましたので、初心者向けで優しく尚且つ走ったことが無いコースがいいなと思い、こちらの本で知った「外秩父七峰縦走ハイキングコース」約42kmに挑戦することにしました。
ちなみにこのコースの存在を本を読むまで自分は全く知らなかったのですが、調べてみると今年で34回も開催している由緒あるハイキング大会のコースだったみたいで、距離はともかくハイキングという名が付くくらいですので、年明け一発目のトレランにしてはちょうど良いのではと考えた次第です。
ということで、始発で先ずはスタート地点となる小川町駅まで、電車で片道2時間弱。
電車でウトウトしながらも、乗り換えが一本で小川町駅が終点だったため気が楽でした。
映えわたる青空の下、駅のコインロッカーに着替え等の荷物を預けて、いざ出発です。
早速走っているとコース上にはキチンとこのような案内板が。
「さすが由緒あるコース!!分かり易くて有り難い。」と思ったのは私だけでしょうか。
途中にあった「不動の瀧」。
めっちゃ小さかった。。。
さてさて、進むべき方向が記された案内板を頼りに、ロードとトレイルをエッサエッサと走っていた訳ですが、コース途中にあった東秩父農産物直売所に立ち寄ってみると、何やら美味そうな食べ物がたくさんある気配。。。
せっかくなので何か行動食になりそうなものを物色していると、地元のおばちゃん達が作ったであろう食べ物がいっぱいありまして、これがまた美味しそうで。。
行動食にしては重量的に重いなぁなんて考えながらも、せっかくなのでどっかの山頂で食べようと思い、拳ぐらい大サイズの赤飯おにぎりと草もちを購入しザックへパッキング。
ただ予想通りなのですが少し走ってみると、やはりザックの重さが気になるくらい重い。。。
ちと失敗した感がありますが、それは御構いなしとして先へと急ぎます。
順調に進んできたのですが、ロードのある地点から自分が事前に準備した地図に描いたルートが間違っており、まさかの逆方向に進んでしまうはめに、、、、
痛恨のミスです。。
とりあえず地図上では本来行きたいコースと繋がっていたので、そのまま先に進んで元のコースに合流しようかなと考えたのですが、そのコースに行ってみると主観ですがトレイルが分かりづらく感じたため、安全性を考慮して元の場所に戻ることにしました。
走り終えて気付きましたが、距離にして8kmほど行ったり来たりしてましたね。
だいぶ長め。。。
まぁ、いいか。
そんなこんなで笠山を経由して、今回のコースで一番高い山となる堂平山へ到着。
山頂に到着したまでは良かったのですが、またもや問題発生。。。
水を補給しようと山頂近くにある自販機にお金を入れてもうんともすんともせず、虚しくチャリンと小銭が落ちるだけ、、、、
「えー!?マジかー!?!?」
と焦っていると、たまたま近くを通りかかったトレイルランナーの方がいらっしゃいまして、
「この時期は自販機は使えないという噂があったけど、本当ですね。」
と知りたくなかった事実が。。
「おいおいおい、、、、」
近くに管理人部屋があったので、中に人がいたので聞いてみると水もこの時期は凍るので水道も止めてますとさらなる追い討ちが。
もう少しちゃんと下調べすればよかったと後悔。。
さて、どうしようかと??考えていると、優しいトレイルランナーの方から、
「この先の定峰峠に自販機があるよ」
と非常に嬉しい情報が!!
その後少しお話をさせて頂き、今回のコースについて更なる情報を教えて頂き、その方達は足早に去って行きました。
その節はありがとうございました!!
これで一安心ということで、行動食というか昼食用に購入したおにぎりと草もちを頂くことに。
これがまた美味いのなんのってことで、ペロリと全部平らげて小休憩終了です。
トレランすると飯が美味いっす!
さて、昼食も済んだのでいざ定峰峠に向けて出発するわけですが、疲労も出だしたためちょいとペースダウン。
天候にも恵まれていたため、ゆっくりと気持ちの良いトレイルを楽しみながら定峰峠に到着し、自販機で水分を補給し次なる目的地 大霧山へ出発。
大霧山を超えると、彩の国ふれあい牧場モーモーハウスという牧場がありましたので、どんな場所か気になり立ち寄ってみることにしました。
牧場なので美味いソフトクリームでも食べてみようと思っていたのですが、時期的なのか時間帯が遅かったのかで今回は食べれずお預けに。
敷地内には牛乳の展示物などのコーナーがあったのですが、そちらもサクッと見終えて牛に触れ合うこともなく牧場を後にし、二本木峠を経由して愛岩山、皇鈴山へ。
皇鈴山を過ぎるとコースも終盤でしたので釜伏峠にある釜伏神社に寄り道をしてから足早にゴールの寄居駅を目指しました。
ただ最後のゴールまでのロードが、堂平山で知り合ったトレイルランナーから
「駅まで10kmほどのロードで面白みに欠ける」
と前情報を頂いた通りで、心が折れ欠ける始末。。。
駅までの道のりが本当に本当に長く長く、、、、
なんとか気力と体力を絞り、ゴール地点である寄居駅に着いたわけですが、手元のSUUNTOの時計によると、距離53.2km。時間にして9時間11分。累積標高差は約2500mほど。
新年一発目にしては、まあまあやったかな。
さて、次はどこに行こうかな??
嶋田哲也