場所と場合。
今日明日とTHE NORTH FACEのプレスルームで、メディア関係者向けに19SSのプレスプレビューを開催しているのですが、両日とも各カテゴリーのプレゼンテーションの時間帯が設けられており、その中で興味深かったことがありました。
THE NORTH FACEの中には、アスリートによってアスリートのために開発された、寒さ、強風、豪雪などの厳しい環境に耐えうる最上級のラインの“SUMMIT SERIES”を筆頭に、様々なカテゴリーが存在します。
その中の一つに“MOUNTAIN ATHLETICS”という、アウトドアで培った機能性や利便性をランニングやトレーニングに落とし込み、様々なアスリートたちのフィジカルトレーニングシーンを網羅するカテゴリーがあるのですが、今期THE NORTH FACEは大きなテーマとして『CLIMB LIGHT』を掲げております。
直訳すると「CLIMB LIGHT=軽く登る」ということになりますが、昨今注目を集めるクライミングを軸に色々な提案をしており、今シーズンの “MOUNTAIN ATHLETICS”のカテゴリーでは、特にインドアクライミングに焦点を当てたプレゼンテーション内容になったわけですが、その中で出てきた言葉に「なるほど!」と考えさせられる部分がありました。
「インドアにはインドアの機能が必要。」
インドアクライミング、要はジムでのボルダリングを経験したことがある方なら分かるかと思いますが、Tシャツと短パンがあればボルダリングは出来るわけで、そこに必要な機能を考えた際に、汗を処理するよりも動きやすさの方がどちらかというと大切というか重要だと思いませんか??
もちろん汗処理に対しての速乾性が必要ではあるのですが、プロダクトを作る上で運動性の方が優先順位が上になるという、要は「その時、その場所によって必要な機能を考えなければならない。インドアだからこそ考えられるモノがある」ということに自分は「ハッ!!」とさせられた訳です。
インドアクライミングだからってことで、ウエアを簡単にそこら辺にあるモノで済ますことは出来ないってことです。
いやはや、またもや勉強になりました。
いつもいつもTHE NORTH FACEは自分に刺激を与えてくれます。
明日は何かな??
NEVER STOP EXPLORING
嶋田哲也